同時コネクション数の変更
今時アナログ回線でインターネットブラウジングをしている人はほぼいないだろう。もてはやされたISDNもすでに過去の物だ。ADSLも動画等の閲覧においては力不足を隠しきれない（基地局が近ければそこそこいけます）。しかし、ADSL以上のデータ転送速度の通信契約において、通信を高速化する手段はある。
Webページを表示するときに、多くの場合複数のサーバーから同時にデータ受信をしています。同時に接続できるサーバーの数は標準状態でHTTP1.0サーバーに対しては4、HTTP1.1サーバーに対しては2に制限されています。
データ受信がネックとなってブラウジングがスムーズでなかった場合は、このコネクション数を増やすことでかなりのパフォーマンスアップが出来ます。
ごく稀にブラウザーがクラッシュしやすくなったりもしますので、その時はコネクション数を少し減らして様子を見てください。
レジストリエディタで［HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Setting］を開く。
右側のなにもないところで右クリック「編集」→「新規」→「DWORD値」と選択する。
［MaxConnectionsPer1_0Sarver］と［MaxConnectionsPerSarver］を作成する。
［MaxConnectionsPer1_0Sarver］はHTTP1.0サーバーに対するコネクション数です。
［MaxConnectionsPerSarver］はHTTP1.1に対するコネクション数です。
設定値（10進）
規定値：4
アナログ回線：3～4
ISDN：4～6
ADSL：6～8
CATV：8～10
FTTH：10～12
この設定は、本当にブラウジングが快適になります。しかし、先程も述べた様にみんながこんな設定を使用するとサーバー側はたまったもんじゃないとは思います。
RFCとかを持ち出してきて説教しているサイトもあります。確かに全員がこの設定にすればそれはそれで問題でしょう。しかし、現在のサーバーは性能も桁違いです。こういったコネクション数に対しても対策しているサーバーもあります。
ですから、一般ユーザーが気を遣う必要は全くないと思います。RFCに明記されている記述も、規則や法律ではありませんし“慣習”“望ましい”などといった曖昧な定義です。そもそも、一般ユーザーでRFCなんて知らない人がほとんどじゃないですか？
また、ブラウザ毎にデフォルトのコネクション数が違うのはどういったことなんでしょうかと問いたいです。OPERAなんかはHTTP1.1で8ですし、IEは6？と言った具合に結構バラバラです。FireFoxの某アドオンなんかは名指しで批判されてます。
はっきり言って、馬鹿でかい動画や画像もりもりのコンテンツを何とかしてくれれば、こんな設定を使わなくても済むんです。プラス、ちゃんとしたWeb標準。どうせ、帯域以上のデータ送受信は出来ないのですから、めいっぱい使わせてくださいよ！
たくさん批判はありそうですが、受け付けてませんのであしからず・・・。